『 殿さまとスティッチ 』が公開されて思うこととか
もうめっちゃキレちらかす記事。
無事ベリミニが始まり、大興奮テンションMAXで日々を過ごし、TOONMIX6の原稿がまだ白紙なことに目を背ける平和な日々を過ごしている私の元に、公式から届けられた、ちょっと遅めのお年玉。お年玉っていうか『落とし球』。爆弾だよねこれ。
『意味がわからない』
という一言がこれ程ぴったりな感情に出会ったのは、OKINAWA版発表時以来death。
久しぶり!私の感情、元気してた?
実はこれ、私が仕事中に公開されたらしいんですが、仕事あがったらSNSのリプやらDMやらメッセージやら、通知きててビビった。だからバイブなりっぱだったのか。
通知いっぱいだったから、またOKINAWA版がやらかしたか、中国版スティッチ!がディズニーデラックス配信になったとか、そういうもんだと思った。やつらはおとなしかった、違ったわ~
公式は常に俺たちの斜め上を進んでいたわ……そこに痺れる憧れるぅ~(誉めていない)
で、色々言いたいことを昨日勢いで口汚くTwitterで罵っていたのですが、もうちょっと自分の頭の中で整理してると疲れるから、ブログに吐き出そうかなと、マーライオンのように。
マンガ本編の感想は別記事にしたほうがいいかな…気力なくなれば書きませんが。
※注意書※
①これは『あくまで私個人の意見』であり、リロ・アンド・スティッチ好きな方全員がそういう考えな訳ではないので。
というか私が過激に否定派なだけ。過激も過激。
公式と解釈違いで戦い続けて10年越えました。
②このあと勢いで色々言うかもしれませんが、私は『スティッチをこういう扱いにしてる』公式側へのちょっとした怒りをぶちまけているのであって、決して『沖縄版スティッチ!シリーズ、スティッチ&アイ、殿さまとスティッチが好きなファン』や『今回のマンガを書いている和田洋人先生』が嫌いという訳ではないので。
→4/27更新。ごめん、公開当時はこう思っていたけど、普通に作者のリロステへの向き合い方も雑過ぎて嫌いになりましたわ。優し過ぎたね、1月の私
③これは私個人の意見です!
④これは私個人の意見です!!!
⑤Twitterと違って、こっちは少し真面目に語る記事。でも勢いでいつものノリに戻るかもしれないです。
⑥リロ・アンド・スティッチ好きな人も不快に思うこともいうかもしれないので。
『殿さまとスティッチ』とは
まずはとりあえずここの説明から。
いや、私も説明できる程知らないけど。
2020年1月13日、講談社のコミックDAYSで突然連載が始まった、(おそらく)日本独自の連載漫画。電子書籍です。
作者は和田洋人先生。
次回更新が20日になっていたから、毎週月曜日に更新するつもりなのかもしれない。
私は勝手にトノステ、って呼んでいる。蔑称で。
第一話のところに『無料』って書いてあったから、このあとはポイント制度だったり課金で読む形式になるのかもしれない。
課金するかしないかは、ご自分の判断で。
→4/27更新。一定期間は無料公開で、時期過ぎたら読めなくなる方式になりました。
あらすじ
あのスティッチが戦国時代に!? 銀河連邦から命からがら逃亡したスティッチが不時着したのは、ハワイではなく日本。…それも、戦国時代の日本だった! 下剋の国を平らげ、民から恐れられる戦国武将・大和命尊は、空から降ってきたスティッチと遭遇。その姿を見るうち、自らの胸の裡に初めて沸き上がる感情に困惑する。「…可愛い――――。」戦国武将・命尊と宇宙生物・スティッチとの心の交流を描くハートフルコメディ、ここに開幕!
はい、ここまで読んで意味がわからなかった人は素直に手をあげなさい。
………
はい、手をおろして大丈夫です。
私もわかりません。
『殿さまとスティッチとは』って項目作っておきながら私も何もしりませんよ!だって一般人だもん!
とりあえず、全く知らなかった人に大して『こんなことがあったんだよ』ってざっくりとした説明でした。
私がこの作品で良いなと思った点
罵る前にとりあえずちゃんと読んだので、素直に良いなと思った部分。
動く
冷静に考えたらこれネタバレですね。
まぁいいか別に。
電子書籍に詳しくないので、もしかしたらこういう技法はすでに一般的になっているのかもしれませんが。
話中盤から、漫画の一部がGIFのように動きます。
これは電子書籍だからできることかと。
電子書籍、という、紙媒体よりまだまだ一般的ではない媒体で新しい可能性を広げたみたいで面白いなとは思いました。
そのうち、ハリー・ポッターの世界みたいに写真がこちらに手を振ってくれる未来もくるのかもしれない。
ちなみに私は、上で語った通り電子書籍には詳しくないので、最初動くページを見たときは、普通にスマホが壊れたのかと思いました。
たまにあるんですよ、スクロールしていたらいきなりページ頭に戻っちゃったりする現象。主にTDRサイトで←
→4/27更新。今現在では、動くインパクトは最初のみで惰性で動かし続けている感じ。一発屋かな?『博物館に展示されている絵巻史料』という体で始めた特別イラストすら動かし始めている始末なので、作者の中で『とりあえず動かしとこう』感しかないのかもしれない。
コミックDAYSでのみ連載
あまり誉めていないかもだけど。
今のところはコミックDAYSでのみ連載。
つまり、テレビ放送みたいに
『たまたまたゴールデンタイムにテレビをつけたらうっかり目に入ってしまった』
という事故は防げるわけです。
たまたま偶然この作品を見るには
『たまたまコミックDAYSのサイトにアクセスして、たまたまスクロールして見かけたこの作品をたまたまタップして、たまたま最新話をタップ』
しなければいけない。
そんな偶々があってたまるか。
私がこの作品で腹が立ったこと
ここからが銀河連邦のおねーさんの大荒れコーナー。アクセル全開でいきましょう。
作画
先に言っておく。
決して『てめぇ絵下手くそだな』というわけではない。
上手いですよ。作者の方。問題点はそこじゃない。
↑4/27更新。線追加。
話を読んだ方なら既に知っていることかと思いますが。
この漫画、(たぶん)主人公である殿、大和命尊やその家来の武士たちは普通に描かれています。
普通っていうのは、普通。
影がついていたり、炎だったりが描かれていたり。
まぁ、その、いわゆる普通の漫画みたいに。(語彙力の限界)
よく見ると、顔が描かれているモブの武士、略して"モ武士"の顔は一人一人描きわけられたりしていてすごい。
のに。
なのに。
ですなのに。
スティッチは、その作画に合わせていない。
いや、決して骨格が変とか気力なく描かれているとかではなく。
影がなく、デフォルメ化されたイラスト。
模写や原作に近いイラストじゃなきゃダメとかそういう問題ではなく、わざとこのデフォルメイラストでスティッチを登場させている。
→4/27更新。2話以降作画が少しずつ変わっているから、わざとじゃなくて、どうも本気で最初はあれが本気だった疑惑
お前それ、影のつけ方わからなくて、とりあえず適当にバケツ塗りで色塗ってごまかしてる、アイビスペイントで描いた私のイラストみたいになってるぞ?
美術の成績赤点のやつと一緒の作画って言われて嬉しいか公式?←
あまりにあれすぎて、『スティッチ知らない一般人がミリしら状態で描いた感想イラスト』とか言われてましたよ。ごめん、これ公式なの!!←
和田洋人先生について凄く詳しいわけじゃないけど、前で言ったように、モ武士の描きわけや背景の城や木々とかをしっかり描かれる方が、スティッチを全く描けないわけがない。
つまりこれはわざと
『リアルなタッチで描かれている、冷酷な殿さまの元に、デフォルメされた雑テイストで描かれたディズニー人気キャラクターがやってきて、殿さまがトゥンクするの面白いよね』
というギャップ狙いのためにわざと雑なイラストになっている可能性があるんですよ。
このミスマッチ感がウケるだろ、と。
マジで言ってんのか。
ここ、酒の席じゃないんだぞ?
ファンが内輪でネタにしてるのと、公式がネタにすんのは意味も重みも全然違うだろ?
いえ、最初は真面目に考えたりもしましたよ?
リアル描写な人間と、異世界生物を区別するためにわざとそうした、とか。
でもお話冒頭の銀河連邦はめっちゃリアル描写で描かれていますよね?
その時点で異世界と区別をするための作画ではないなと思いますし。
正直、そういう流れになったのは、公式側から依頼したのか、作者の方から公式に提案したのかは、一般人である私は知りませんし、たぶんそれが世間に知られることは一生ないんでしょう。
ただ、少なくとも公式はこれでOKを出したってことですよね。それでいいと。スティッチの扱いはそれでいいと。
その扱い方が見えてしまって、腹が立ってしまいました。
→4/27更新。1月の私は甘かった。シュガースイートナイトメア並みに甘かった。
作画のブレは、毎回違う人が書いているのかと疑いたくなる位振れ幅はげしいし、かと思えば公式イラスト(主にグッズに使われてる方)をオマージュでもパロディでもなく、ただ顔だけほぼトレスに近い形で入れていたり、たぶんスティッチ関係真面目に描きたくないんじゃ・・・
『スティッチ』の扱い
ほとんど語ってしまいましたが。
上記のことから、公式にとってスティッチとは、『リロ・アンド・スティッチの1キャラクター』というより、『人気でキモカワでそれなりに知名度あってハチャメチャな事何やらせてもウケる何をやってもいい素材』としか見えていないんじゃないかと思えてしまいまして。
1キャラクター毎に死ぬほど丁寧に丁重に厳重に愛情こめて扱え、って言ってるわけじゃないんです。
商売なんですから。
1キャラクターだけをしっかり管理するなんて無理です。当然というかあることです。当たり前です、ボランティアじゃないんですから。
でも、沖縄版から始まるあまりに粗末な扱い、フォロワーさんに『フリー素材じゃねぇんだぞ』と言われていましたがまさにそれ。
ファン一人一人にスティッチに対する思い・考え・抱いているもの。そういったものがあるはずなんです。ファンなんだから。
でもそういったもの軽視、というかもしかして見えていないのかな?そういう扱いが公式から続いていて・・・
そういう扱いの多さに、もしかして『スティッチの記号化』しているんじゃないかなとも思えてしまいました。
スティッチの記号化
良い表現が見つからなくて、こんな表現になってしまいましたが。
突然ですが、スティッチといったら何を思い出しますか?
ハワイ?アロハ?オハナ?宇宙?エイリアン?山寺宏一ボイス?
この発想は、公式もするらしく。
・スティッチ=フリフリ大騒動=落書き=アニメーションだとそんな要素ないけど、スティッチが落書きしているイラストのグッズだしとこう
・スティッチ=ハワイ=夏=夏グッズとりあえずスティッチ入れよう。スティッチ泳げない設定だけど、夏に海は必須だから水に入れよう
・スティッチ=ハワイ=南国=沖縄=沖縄に不時着させて現地少女とよろしくさせよう
マジカルバナナやってんじゃねーんだぞ???????????????
口汚くなっちゃった。失礼しました。
これは大雑把な例ですが、割と最近このマジカルバナナ現象が多い。
キャラクター商売ですから、ある程度は全然わかるんですが。
最近は『とりあえずマジカルバナナで繋がったものをスティッチにやらせときゃ、スティッチ出ているだけで喜ぶだろう』というのが多い。いや、喜ぶとすら思っていないかも。いい話題の素材位にしか思っていないかも。スティッチ以外にもありますが。レリゴーとか。
上でもちょろっと語りましたが、公式の中でスティッチは、ハワイ・南国・宇宙・キモカワ・ハチャメチャで何をやってもOK
そういうものの象徴というか、一種の『記号』になってしまっているのかなぁと、思いました。それの1つに当てはまれば使えるぞと。
だから今回の漫画も
『他のディズニーキャラクターなら当てはまらないけど、何をやってもOKなスティッチなら、例え作画違いで浮いても大丈夫だよね。ギャグ路線漫画に出しても、笑いのネタになるよね』
って出されているみたいに感じて。
そんなつもりがあろうがなかろうが、私はそう感じてしまって。
公式に、笑い者にされてる気分に感じて。だってこれ、スティッチである必要あります・・・?
ファンが沖縄版を『あんなことありましたねーw』って笑っているのとはわけが違う。
本当に憤っているというか……もう段々ブログで書いてる意味がない位にぐちゃぐちゃになってはいるんですが、本当に押さえきれなくて。
実はこの項目、5回位書いたり消したりを繰り返していて、本当に収集つかないことになっているから、ざっくりもうこの憤っている、って感想で終わりますね!
私は怒っているんだぞーーーーー!!
はい、収集つかないから次の項目!
なぜ今この作品が出たのか
上の項目よりは重くないよ\(^_^)/
何故今このタイミングで、スティッチの新しい話題が出たのか。
事実は、公式のみぞ知る、なんでしょうが。
もしかしたら、リロステ実写化が決まったので(映画か配信かはまだ未定。はよ決めて。)それに対しての下準備なのかもしれませんね。
下準備ならなにしても許されると思うなよ←
→4/27更新。実写はディズニー+配信に決まりました。本当に宣伝用とかではなかったですね。
どう向き合うか
これは、私個人の問題。
結論から言えば、余程の事がない限り見続けます。
『嫌なら見なきゃいいじゃん』が一般論だと思うし、それが正しいんだとは思います。正論。嫌味じゃなくて本当にそうなんだと思う。思っています。
ただ、嫌なら見ない。
で、見ないまま、食わず嫌いのまま否定したら、今度は『見てないからそう言えるんだよ』という意見も出てきます。キリないな。
だから私は見ます。見てなお否定したほうが、自分の中で確信が持てるので。
あとはまぁ、まじめに考えると今回にみたいに色々爆発してしまいそうなので、いつも通り、空元気でノリと勢いで突っ込んで誤魔化そうと思います。
私は、リロ・アンド・スティッチという作品に出会い、色々な考え、色々な思い出ができました。
ハワイ版を見ました。
カウアイ島に行きました。良い場所でした。
沖縄版を全部リアルタイムで見ました。
沖縄版の舞台のモデルになっている竹富島に行きました。良い場所でした。
鳥取県の国際漫画博も行きました。
鳥取県でスティッチが行った場所全部行きました。良い場所でした。
中国版も見ました。
黄山はまだ行けていないけど、素敵な場所なので行く気満々です。
この作品も余程の事がない限り、読みます。
そして全作品見た上で。
私は怒ります
~追記記録~
①4/27大幅な斜線入れ・追記あり。
この作品に対する感情は、初期のマイナスから更にマイナスが追加され、地球の真ん中に向かってまっしぐら中。センターオブジアース。